アイルランドの首相 wikipedia|無料辞書
◆ 概観
アイルランド憲法においては、首相は下院議員から選出されなければならないと規定されている。下院において首相の信任が失なわれた場合には、辞任もしくは下院を解散しなければならない。大統領には下院の解散を拒否する権限が与えられているが、これまでのところこの権利を行使した大統領は存在しない。辞任した場合には後継の首相府が組織されるまで前職がその任にあたる事になっている。
首相は政府の閣僚を指名し、議会の承認を得た上で大統領により任命される。首相には閣僚を解任する権利を有する。また上院の議員の内7名を指名する権利が与えられている。
◆歴史
Taoiseachおよび
T?naiste(副首相)という言葉は中世
ゲール語に由来しており、古代から存在していたティーショク(
タニストリー)という言葉は単に指導者を意味する。歴史家の中には古代アイルランドにおいてティーショクは小王をさしており、
T?naiste は王が何らかの事情により存在しない王国における摂政であったと主張する者もいる。
ウェールズ語にも似たような言葉
Tywysog が存在する。
近代的なティーショクは1937年に制定されたアイルランド憲法により規定されている。1922年から1937年まで存在した
アイルランド自由国においては首相は行政評議会議長(
President of the Executive Council)と呼ばれていた。自由国における首相は閣僚の解任、下院の解散を行う権利を持たず、現在のティーショクよりも限られた権限しか持たなかった。連立政権が成立した場合には慣例的に多数党の党首が首相に任命される。この例外として、1948年には連立党からの反対により多数党であった共和党の党首リチャード・マルコイの代わりに同党のジョン・A・コステロが首相に任命された。
◆歴代首相
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