エクトプラズム(ectoplasm)とは、
心霊主義で用いられる、
霊能者などが、「
霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種の
エネルギー状態のもの」を指す。ノーベル生理学・医学賞を受賞した
シャルル・ロベール・リシェが発見した。ただし、ここで使用されている「半物質」という言葉は、現実の物質と、霊的存在の構成要素の中間というニュアンスに近く、
自然科学の用語とは関係ない。また、「エネルギー」も、科学的には解明されていない、未知のものとされている。
霊能力を持つ者のうち、意識的にエクトプラズムを体外に出すことが可能なケースでは、その放出の最中に、強い光を当てたり、手を触れたりすると、エクトプラズムを出している本人の肉体に強烈なダメージを与えるともされている。そのために、かつての心霊実験中には、会場を暗い状態に保ってきたという理由付けがなされてきて、懐疑的な立場の者に対し、トリックや
奇術など、さらなる疑いを持たせる結果ともなっている。ただし、
ヘレン・ダンカンのように実際に死亡したケースもある。