それから間もなく、韓信を説いて、劉邦に韓信の斉王即位を認めさせ、さらに韓信を自立させ、劉邦(漢)、
項羽(
楚)に対抗出来る第三勢力の首領にし、ゆくゆくは天下を狙わせようと図るも、韓信はこれに乗らず、このままでは、自分が韓信に劉邦への謀反を勧めたとして、誅殺されかねないとして、発狂した風に装って、韓信のもとから離れた。
劉邦は?通を釜で煮殺すよう命じるが、?通は「ああ、無実の罪で殺されるのは残念だ」とつぶやいた。なぜそう言うのかと訊ねてみると、?通は「古の盗賊・
盗跖の飼っていた犬が聖人・
堯に吠えたのは、堯が不仁の人だからではありません。ただ、主人以外の者だったから吠えたのです。当時、私はあなたを知らなかったのです。それに世の中には、あなたのようになりたいと望む者が大勢いましたが、彼らを全て煮殺せますか?」と答えた。