写真植字機 wikipedia|無料辞書
写真植字機(しゃしんしょくじき)は、
写真技術を応用し、作業者の入力に応じて印画紙に文字を出力することで
組版を行い、印刷用の
版下を作る装置。
写植機と通称される。光を使って版下を作る
タイプライターとでもいうべきコンセプトで作られている。
ここでは手動写植機について扱い、
電算写植は別記事を参照されたい。
◆開発
写真植字機は、19世紀末に開発されたライノタイプ(
1886年)やモノタイプ(
1887年)など、先に実用化された技術である
鋳植機の延長・発展として着想された。写真技術を用いて、鋳植機における母型を文字盤に、鋳造部分をレンズと印画紙に置き換え、装置全体の小型化を狙ったものが写真植字機であると言える。1890年前後から主にイギリスとドイツで研究が進められ、後に試作機も製作されていたが、実用化・商用販売に至ったのは日本の
石井茂吉と
森澤信夫によるものが最初であった。日本が世界に先んじた背景には、欧文活字が文字ごとにそれぞれ固有の幅をもっており、文字盤の送り装置に複雑な機構が要求されたのに比べ、和文組版では基本的に文字が等距離に並ぶため、そのような問題を回避できたということがある。また、活字一揃いの字数が少ない欧米ではすでに鋳植機が発達・普及しており、日本ほど写真植字機が必要とされていなかったことも否定できない。
1924年3月、新聞記事で写真植字機について知った森澤が石井に相談を持ちかけたのが開発のきっかけとなり、同年7月には国内で特許を出願する。
1925年6月に認可を受け、開発を始めて8ヶ月後の同年10月に試作第一号機を完成させた。そして
1926年11月、石井の自宅に写真植字機研究所(後の
写研)が設立された。開発にあたっては、主に石井がレンズと文字盤を、森澤が他の装置部分を担当したとされる。商用販売が実現したのは
1929年であるが、これは印刷会社5社がそれぞれ1台ずつ、好意によって試験的に導入したものである。開発と比べ普及は進まず、森澤は
1933年に同研究所を退社し、他業に転ずる。戦前、写真植字機は装置が小型で運搬しやすいところから、機密保持や外地での宣伝用印刷物製作に向くとされ、主として軍関係に利用された。
戦後、写真植字機研究所の設備は戦災により全て焼失していたため、理研工業から製造権の譲渡が打診された。しかし石井は提示された条件を良しとしなかった。そこで共同発明者である森澤と相談のうえ、再び森澤と結び、機械本体を森澤が、レンズと文字盤を石井が製作する共同事業として、写真植字機の開発が再開する。当時は印刷物の需要が非常に大きく、活版印刷と比べて設備の簡便な写真植字機は積極的に導入され、急速に普及していった。
当初は文字盤の書体として
金属活字のそれを流用していたが、のちに平版オフセット
印刷の特性を考慮した、いわゆる
写植文字としての開発・改良がなされていく。石井と森澤はそれぞれ写研と
モリサワという二大企業に分かれ、両社が国内の業界を牽引していった。
◆構造
機械装置としての写真植字機は、
・光源
・レンズ群
・暗箱
・送り装置
などで構成される。
光源ランプからの光が、左右が反対の文字部分のみが透明になったガラス製の文字盤、級数レンズ、変形レンズの順で通り、オペレータ正面右のハンドルを押し下げる事で、文字盤が固定しシャッターが切られ、暗箱に入った印画紙に植字される仕組みである。ただし、ファインダーを開いている時は、シャッターを切っても暗箱まで光が届かない構造になっている。(ファインダーは空打ちをする場合、そして形が複雑で文字盤の目視だけでは正しい文字を拾えてるかの確認が困難な場合に使用される)
一文字植字するごとに、点字板に水性マーカー等で、植字した場所に点字が打たれる。点字の大きさは文字サイズ変更でも変わる事はない。新しい機種になるとCRT画面搭載により、文字の実画像でのレイアウト表示が可能になっている。
光源の明るさは、印画紙の種類や文字の形状によって可変させる。白抜き用の印画紙を入れる事で黒地に白抜きでの植字が可能になるが、白抜き用の印画紙使用の場合は、光源の明るさを大幅に上げ、複数回シャッターを切る事で植字する。また、
ゴナUなどの様に極太ウェイトの文字を拾う場合、光源が明るすぎるとハレーションを起こし、文字がにじんでしまう事もあるため、足下のペダル操作で一時的に光源を落として植字をする場合もある。
印画紙に感光させる事で植字するため、植字作業が終わると暗室で現像作業をする必要がある。現像は自動現像機で行う事が多いが、予算的に自動現像機が購入出来ない場合や、厳密な濃度管理が要求される仕事の場合は、手現像で行われる事もある。
◆Q数制
写真植字機で利用される単位として、文字サイズはQ数、送り量は歯数で指定する。Qとは英語のquarterの意であり、1Qは1/4mm(0.25mm)である。このQに同音の漢字をあてて級と表記することが多い。しかし写真植字機では、文字を使用頻度によって分類する単位として「級」が使用されるので、両者の混同を避ける意味もあり、文字サイズについては「Q」と表記するほうが正確だとされる。また歯数は、文字盤を歯車で機械的に操作していた時の移動量に由来しており、1歯は0.25mmである。歯数はQに倣ってHと略記されることがある。
そもそも初期の写真植字機において、文字のサイズは、レンズ番号(最小が4.5ポイントに近似する1、最大が31ポイントに近似する10)で指示するか、または号数制やポイント制など、既存の単位系の相当値を用いることで表されていた。送り量も当初は縦横共に0.5mmであったが、
1935年にまず縦送りだけが0.25mmに改良された。(当時の印刷物の多くが
縦組みであったので、これをより精密に組むことが優先されたためである。)そして
1938年に縦横の送り量が共に0.25mmとなるよう改良された時、送り量(歯数)をもとにした、文字サイズを表す新しい単位として、
Q数制が確立された。すなわち、ある送り量でベタとなる文字サイズのQ数は、その歯数と等しい。例えば10歯送りでベタとなる文字サイズが10Qである。後に送り量を0.25mm以下のさらに小さな数値で制御できるようになってからも、単位としての歯に変更はなかった。
Qと歯は同一の量であるが、文字サイズについてのみQ、送り量については歯と使い分けることで、版面体裁の指定で混同を避けられるという利点がある。また送り量の単位に当初からメートル法が採用されていた結果として、Q数制もメートル法に基づく単位となったが、戦後になると、同様にメートル法で規定されている日本国内の紙の寸法に合わせやすいという利点が生じた。このような特長から、Q数制は電算写植やDTPの時代においても利用されている。(
ポイント活字、
号数活字を参照)
◆写植文字
文字サイズごとに一揃いの活字を用意しなければならなかった活版印刷では、一
書体あたりの専有面積が大きく、管理する費用も嵩むため、利用できる書体の数はごく限られていた。これに対し写真植字では、一つの文字盤からあらゆるサイズの文字が出力できるため、より多くの種類の書体を利用することが可能になった。
また書体の開発においても、活字と比べて文字盤の製作は簡便であったため、日本で初めて欧文組版のように多彩な書体を用意することが可能になった。一方で、本文用に設計された文字を大きく拡大して使うと痩せて見えたり、逆に見出し用に設計された文字を縮小して使うと潰れてしまうことから、さまざまな太さ(ウェイト)を揃えたファミリーとしての書体が要求されるなど、金属活字の時代とは異なる課題も生じた。ウェイトという概念そのものは写真植字が登場する前から存在していたものの、日本では、一書体に必要な字数の多さなど開発にかかる負担が大きく、それまで実現していなかったものである。日本の
タイプフェイスデザインは、写真植字の時代に大きな発展を遂げている。
文字盤とそれに付随する書体は、各社の写真植字機を特徴づける大きな要素で、非常に高価であり、多くの場合メーカーは自社の文字盤を他社製写真植字機で使用できないよう図っていた。しかし、実際には別々の会社からリリースされている書体を混植した印刷物も多く見られた。形状に互換性がなくとも、文字盤が小さければ位置を調整してそのまま用いたり、補助枠を取り付けたりして対応させ、逆に大きすぎる場合には文字盤そのものを加工するといった、様々な策がとられた。さらに、文字盤の構造はそれほど複雑なものではなかったので、特異な書体を用いるために、私的に文字盤を製作することも行われた。
◆特徴
活版と異なり、レンズを使って自由に文字を拡大縮小あるいは変形レンズにより長体や平体そして斜体などに変化させることができたことや、多彩な書体が使用できたことなどから、組版の自由度が飛躍的に上昇した。また、活版の設備に比して場所を取らず、習熟に必要な期間も短く、また低コストで導入することができた。
・写真植字機 page1
■写真植字機を他のサイトで調べる
@[写真植字機]暇つぶしマスター
A[写真植字機]性病マスター
B[写真植字機]ダイエットNAVI
C[写真植字機]価格比較マスター
D[写真植字機]肛門科マスター
E[写真植字機]産婦人科科マスター
F[写真植字機]結婚情報マスター
■書籍LINK関連検索
■書籍LINKWikipedia情報
おすすめサイト
■ダイエット
美容・ダイエットならオマカセ!ダイエットNAVI
■性病
性病?お悩み・病院検索は性病マスター
■暇つぶし
いま、ヒマ?暇つぶしマスターで暇つぶし★
■価格比較
気になる商品の価格を比較!価格比較マスター
■懸賞
カンタン応募で豪華商品が当たる!アタックchance!
■バイト
駅チカバイトなら楽ラクバイト.com
■求人
地域を選んでバイト、仕事を探せる!!バリバリ仕事!.com
■アルバイト
バイトをこだわり条件で探す!こだわりキャリア.com
■求人情報
自分に合ったバイト探し★Myピッタリ仕事.com
■バイト
"資格"でバイト探し!天職さがそ!.com
■バイト
いいバイト、あるある!aruアルバイト.com
■懸賞
アタックchanceで懸賞チャレンジ!
■産婦人科
病院探し!病気相談なら産婦人科マスター
■出産
妊娠!出産!育児!赤ちゃんマスターでお悩み解決!
■外為
外為・為替レートをチェック!外為マスター
■結婚
結婚マスター!結納・両親・マリッジブルーノお悩みに…
■先物
先物・取引!詳しくなる!先物マスター
■資格
資格!キャリアアップ!資格GETマスター★
■小説
小説・書籍ならオマカセ!小説マスター
■スポーツ
スポーツ!健康!デトックス!スポーツマスターにオマカセ!
■葬儀
お葬式・葬祭のことなら・・・葬儀マスター
■痩身
ダイエット・デトックス・痩身!スリムGETマスター
■脱毛
パーフェクトBODY目指せ!脱毛マスター
■着うた
最新!人気!定番!うたマスターで着うたCHECK!
■デコメ
キラ系かわいいデコメCHECK!デコメマスター
■転職
履歴書・マナー・転職テク!就職情報なら転職マスター
■バイク
ハーレー!改造!バイクマスターにオマカセ!
■派遣
派遣!転職!キャリアアップ!転職マスター
■ペット
カワイイ犬・猫を飼いたい!ペットマスター
■豊胸
薄着の季節…お悩み解決!豊胸マスター
■包茎
包茎のお悩みなら…包茎マスター
■レシピ
今晩のおかず…料理・レシピならレシピマスター
■モバグラMIXの人気キーワード
モバグラMIXの人気キーワード一覧
■外為
外為情報をいち早く!外為LINK
■求人
転職・就活なら求人LINKにオマカセ!
■金融
金融業界の勉強するなら!金融LINK
■車
TOYOTA!HONDA!BMW!車のコトなら車LINK
■モバグラMIXの人気キーワード2
モバグラmixの人気キーワード2
■モバグラMXIの人気キーワード3
モバグラMIXの人気キーワード3
■モバグラMIXの人気キーワード4
モバグラMIXの人気キーワード4
■モバグラMIXの人気キーワード5
モバグラMIXの人気キーワード5
■モバグラMIXの人気キーワード6
モバグラMIXの人気キーワード6
■モバグラMIXの人気キーワード7
モバグラMIXの人気キーワード7
■モバグラMIXの人気キーワード8
モバグラMIXの人気キーワード8
■モバグラMIXの人気キーワード9
モバグラMIXの人気キーワード9
■モバグラMIXの人気キーワード10
モバグラMIXの人気キーワード10
■モバグラMIXの人気キーワード11
モバグラMIXの人気キーワード11
■モバグラMIXの人気キーワード12
モバグラMIXの人気キーワード12
■モバグラMIXの人気キーワード13
モバグラMIXの人気キーワード13
■モバグラMIXの人気キーワード14
モバグラMIXの人気キーワード14
■モバグラMIXの人気キーワード15
モバグラMIXの人気キーワード15
■モバグラMIXの人気キーワード16
モバグラMIXの人気キーワード16
■モバグラMIXの人気キーワード17
モバグラMIXの人気キーワード17
■車査定
車査定.com
■献立レシピ1
レシピが月額99円
■献立レシピ2
レシピが月額99円
~書籍-LINK.com [05/27update] トップへ
(C)書籍-LINK.com