多民族国家の抱える大きな問題として、
民族紛争がある。
民族自決の考えから自分と異なる民族に支配されることを嫌い、
独立を目指して政府と対立するということが多い。対策として
自治州を設け、
自治権を拡大させることもあるが、それでも不十分であることも多く見られる。民族対立は
宗教対立と並んで大きな問題となっている。また、
言語の違い、
文化の無理解、移民の流入、民族や
人種間の
経済格差や
差別から社会的な軋轢が生じ、問題となることもある。
一方、多民族であることを受け入れ、多くの民族、宗教、文化が共存していこうとする考えもある。これが
文化多元主義(多文化主義)である。
先進国では徐々に取り入れられつつあるが、成功している国があるとは言いがたい。また
開発途上国ではいまだ解決のために武力に頼っているということが多い。