福井
藩士だった
父・岡倉勘右衛門は
貿易商で、幼いころから英語に慣れていた。東京開成所(のちの
官立東京開成学校、現・
東京大学)に入所し、
政治学・理財学を学ぶ。英語が得意だったことから同校
講師の
アーネスト・フェノロサの助手となり、フェノロサの美術品収集を手伝った。また天心は
明治15年(
1882年)に
専修学校(現在の
専修大学)の教官となり、専修学校創立時の繁栄に貢献し学生達を鼓舞した。専修学校での活躍は、文部省専門学務局内記課に勤めていたころである。また専修学校の師弟関係で
浦啓一も天心と出会い、天心の指導によりその一生に決定的な影響を受けたのである。