「散套」(さんとう:散曲套数の略、単に套数とも言われる)と「小令」(しょうれい:
詞の小令とは異なる)の2種類がある。「散套」は同一の
宮調を用いて構成された組歌形式のものであり、長短不揃いで
押韻は一韻到底であった。
雑劇の歌詞と性質を同じくし、作家が重複することもしばしばであった。「小令」は短く単独のものであるが、重複可能である。また2・3の曲調で構成される「帯過曲」があるが、これは小令の一体として分類されている。
馬致遠の「借馬」、姚守中の「牛訴冤」、?景臣の「高祖還郷」、劉致の「上高監司」といった作品が有名。多く雑曲と作家が共通するが、散曲だけの作家に張可久、貫雲石らがいる。