名門の生まれながら落魄し隠遁生活をしている主人公はある日、黄金色をした珍しい
甲虫を発見した。それを友人である小説の
語り手に告げるが、その途中から様子がおかしくなる。その後、主人公は部屋に篭ったままろくに食事も睡眠もとらなくなり、召使によるとその虫を本当に黄金でできていると思いこんでいるとのことで、心配した語り手は主人公にどこかで療養するように説得に行く。それを聞いた主人公は大笑いして、「僕は気が狂ったのではない、
キャプテン・キッドの財宝を見つけたんだ」と告げる。以下、暗号の謎が解き明かされる。