H-IIロケット wikipedia|無料辞書
|打ち上げ数 = 7回
|成功数 = 5回
|開発費用 = 2,750億円
|打ち上げ費用 = 190億円
|姉妹型 =
|公式ページ = http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2/
|公式ページ名 = JAXA - H-IIケット
|物理的特徴 =
|段数 = 2段
|ブースター = 2基
|総質量 = 264 トン
|空虚質量 =
|全長 = 49.9 m
|直径 = 4.0 m(本体部分)
|軌道投入能力 =
|低軌道 = 10,000 kg
|低軌道詳細 = 300km / 30.4度
|中軌道 = 5,000 kg
|中軌道詳細 = 1,000km / 30.4度
|極軌道 =
|極軌道詳細 =
|太陽同期軌道 = 4,000 kg
|太陽同期軌道詳細 = 800km / 99度
|静止移行軌道 = 3,800 kg
|静止移行軌道詳細 = 250km x 36,226km / 28.5度
|静止軌道 =
|静止軌道詳細 =
|その他軌道名 = 地球脱出軌道
|その他軌道 = 2,000 kg
|その他軌道詳細 =
|その他軌道名2 =
|その他軌道2 =
|その他軌道詳細2 =
|表の脚注 =
-->
H-IIロケットは、
宇宙開発事業団 (NASDA) が開発した
人工衛星打上げ用
ロケットである。主要な技術すべてを国内開発した最初の実用ロケットである。
世界的にも少ない高性能な液体酸素/液体水素によるロケットエンジンを2段式ロケットの両段に備え、1段目には推力増強の為の大型固体ロケットブースターが2本取り付けられている
[鈴木弘一著 『はじめての宇宙工学』 森北出版 2007年4月25日第1版第1刷発行 ISBN 9784627690714]。
1990年以降の人工衛星の大型化に対応して高い信頼性と低コストで打上げを可能にすることを目標に開発された。現在のH-IIAロケットの基となった。
◆ 概要
科学衛星打ち上げを目的とした
宇宙科学研究所の一連の固体燃料ロケットでは日本が世界4番目となる人工衛星打ち上げ国となるなど開発が進んでいたが、通信、放送、気象など科学衛星に比べ大型の実用衛星を打ち上げる液体燃料ロケットの開発を担当することになった宇宙開発事業団では3世代目の
H-Iロケットまで主要部を
アメリカの
デルタロケットの技術を導入して、ライセンス生産していた。H-IIロケットはH-Iロケットで国内開発が実現した第2段用ロケットエンジンLE-5型や
慣性誘導装置に引き続き、1段目のLE-7型液酸・液水ロケットエンジンや固体補助ロケットなどの国産化に成功したものである
[[外部リンク] H-IIロケット、宇宙航空研究開発機構。]。この
LE-7型エンジンの開発は難航し、開発試験中一人の死亡事故を含む爆発・火災事故などの困難を克服する必要があった。
1984年に開始されたプロジェクトは予定より2年遅れの
1994年に第1号機を成功させることができた。また、H-IIを使用した衛星打ち上げを請け負う民間ロケット会社『
ロケットシステム(RSC)』を
1990年に設立し、試験3号機からの打ち上げ営業を行った。
1994年2月4日午前7時20分、第1号機の打ち上げに成功した。この打ち上げでは搭載した性能確認用衛星(VEP、のちに「みょうじょう」と命名)を地球周回軌道投入と起動再突入実験機(OREX、のちに「りゅうせい」と命名)の大気圏再突入にそれぞれ成功した。その後
1997年まで合計5機の連続打ち上げに成功した。しかし、打上げコストは1機あたり190億円と、
アリアンなど諸外国より高く、100億円以下が標準とされる国際市場での競争力は無かった。これはH-IIの検討が始まった
1982年当時の1ドル240円の
レートであれば妥当であったが、開発者達の想像以上に円高が急激に進んだためである。なお1号機が打ち上がった1994年には、1ドル100円台前半であった。打上げコストを半減するため次世代の
H-IIAロケットを開発することが決まった。
1998年の第5号機、翌年の第8号機と連続で打上げに失敗したため、原因究明とH-IIA開発にリソースを集中するため、7号機(打上げ順序を変更して第8回目になる予定だった)の打上げをキャンセルし運用を終了することになった。
◆ 構成と諸元
◇ 主要諸元一覧